日本ハム・新庄BIGBOSS“ご満悦” 川藤幸三氏の教え「その気に作戦」大成功

日本ハムの〝BIGBOSS〟こと新庄剛志監督(50)のナイン操縦法が即効果を呼んでいる。

3度目の練習試合となった13日の楽天戦(金武)は2―6で逆転負けし、初黒星を喫したものの、先発した河野ら6人が無四球でリレー。これもビッグボスが「四球を出すくらいなら、場外ホームランを打たれた方がマシ。元々、僕は(野手の)リズムを崩されるから、四球を出されるのは大嫌いだった」と要望していた。前回11日の阪神戦でも6投手の四球は1個と期待に応えていたが、今回は11安打6失点も、無四球だった。

打線では4番に起用されたプロ6年目の石井が2戦連続の猛アピール。阪神戦では試合前に、ビッグボスの呼びかけでやってきた同学年の前広島・前田智徳氏(50)の助言を受け、2打数2安打と結果を残していたが、この日も右中間に2ランを放った。

これも「前田君は天才打者。言葉のすごさも持っているから。得るものは必ずある」(新庄監督)とナインに通達した効果が早速出た格好。石井も「バットが素直に出るようになった。本当に感謝しています」とびっくりだ。